林修先生の「伝わる」言葉と「伝える」言葉 ~コミュニケーション論 ~を受講して感じた事。

先日、とあるイベントのセミナーで、林修先生のセッションを受講してきました。

なお、前提条件として、私は林修先生が大好きです。とはいえ毎週欠かさず見れるのは日曜10時からの初耳学だけ。

 

プレゼン能力。難しい事を学が無い人にもわかりやすくかみ砕いて説明される点や予備校講師という主業とは別にタレントとして多くの人に慕われ成功している姿には尊敬しかないです。

 

そんな林修先生の一ファンとして下記、セッションの内容をメモ書きとして書いていたのですが、とある方から公開した方が良いというアドバイスを受けたので公開します。

 

非常に重要なこと。

下記は、メモ書きです。実際の林修先生が話した内容はその場に居ないと体感できません。パワポで表示されていたのはタイトル表紙だけ。1時間半のセッション中、話術、ジェスチャー、ホワイトボードを駆使してプレゼンされた林先生の驚異的なプレゼン力、面白さは現地で聞かないと絶対にわかりません。

様々なたとえ話をしつつ、重要なことを繰り返し、表現を変えて伝えてくれるのでポイントはある程度理解できたように感じました。

 

ただし、林先生自身通常の1.5倍の速度で話をされていたという事で、多くの事はメモ書きで林先生が100%伝えたい事ではない可能性が高い点ご了承ください。

※私が感じてまとめた事等も追記してある状態です。

 ◆等は全体を見て勝手に私が中段落としてつけてるだけです。

 

はっきり言えることは、林修先生の生講演は本当に凄い!!!

テレビよりも空間全体を鷲掴みにして伝えられている事を体感できました。

 

 

「伝わる」言葉と「伝える」言葉 ~コミュニケーション論 ~
概要:ビジネスで最も必要とされるコミュニケーション力。「なかなかうまく伝わらない!」と悩まれているビジネスパーソンも多いと思います。ご自身の体験を通した、今後のビジネスに繋がるユーモアに富んだ、有意義な話を聞くことができると思います。

あくまで、メモ書きのまとめです。
林先生が仰っていた内容もあれば、個人で解釈している部分も多々ある点、ご容赦ください。

 

◆伝わり方

人に話して言いたいことが伝わるなんて幻想。
江戸時代等の大砲の的中率は3%。人の言葉も3%くらいしか伝わらない。
(氷山として見えない部分の方が大きい)
偉い人ほど言いっ放し。大砲打ちっ放し。的中率を見ていない。
大工と話すときは、大工の言葉を使え
受けて優先のコミュニケーションを取ろう。

 

思いを伝えるのは おもてなし という
饗し(もてなし)郷土料理を食べると書く。

「あれもやる。これもやる。熱い想いを伝える。」だと、全員にとって良いことではない
バスツアーの人が松岡修造なら程々にして欲しい感じるのではないか?
過剰なおもてなしは受け手により異なる。

 

相手をよく見てどんなコミュニケーションをとりたがっているか観察するのが大事。
「話術は技術」
ただし、根本的なことが抜けている。人との関わり方。丁寧な関わり方をする中で話術や技術が輝く。
普段から人との関わり方を大事にするのが大事。

 

◆カメラ(観察すべき観点)は3つ持とう
日常こそ大事にすべき。
カメラを3つもってるとする。

  • 1つ目は自分から相手を撮るカメラ
    主観として持つ観点。
  • 2つ目は相手から自分を撮るカメラ
    コミュニケーション能力が高い人は相手が自分から見れてる姿も見れる。
  • 3つ目は上から全体を撮るカメラ
    さらに一段階上の能力の人は、俯瞰して見れる。

 

部下を叱る時。全員の前で叱るか、個室で叱るか。
俺は神だ!って顔して叱る人は大抵ドヤ顔か嫌な顔してる。
(テレビの時の僕を見てればわかるでしょ!という冗談もはさんでました)
正しいことを言う時ほど、かなり気を使わなくてはいけない
計算してみんなの前で叱れるなら言葉の選び方もわかる。
相手もそれがわかってるなら、なおさら関係性も強くなる。

 

◆人とのつながり方
一発屋と、残る人の違いは人との繋がり方
話したがる人はたくさん話させる。話を聞きたがる人はたくさん話を聞く。
林先生の例でいうと、テレビに出たからたくさんの人との打ち合わせをした。三時間話をされた事もある。
だけど、三時間話を聞くだけでも仕事をもらえたことがある。
二回め訪問した時も二時間話をされて同じ話もされたけれど、初めて聞いたように感動して見せることが大事。
上から見てる景色としたから見た景色は違う。
上の人は下の景色を忘れる。

 

上司は仕事の出来の良さで圧倒するのが大事。
倒産の噂がある場合、社長の出勤時間が見られやすい。朝七時半に出勤する会社は持ちこたえやすい。9時とかだと半々くらいになる。
仕事の開始時間が大事。部下が見ることで、上に対する評価がつきやすい。
わからないを打開するのは次の三つ
 ①知識
 ②視野
 ③志

 

◆理解と共感のとらえ方と対応方法
わかる気がないのは女性に多い。家に帰って旦那の話を妻に流されるような感覚持つ人は多い。
逆もおおいけれど、娘さんがいる場合、父が仮想敵国と例えられやすい。
無茶苦茶なことが、話は盛り上がるが、正しい事は伝わりづらい。
どのように関係を維持できるか、作れるかに努力を継続できる人こそが、伝える力を鍛えられる。

 

「間違ったわかりたがり」は男性の方が多い
男性は相手を見ていない。わかって欲しいようにわかってくれる人を男は探している。
男は「分かってほしがりや」で女は「聞いてほしがりや」

 

人はサインを出している。机の上に家族の写真を置いている人は世の中の誰よりも可愛いんだと幻想を抱いている人。

例えば、そんな写真を見つけた時、「お子さん可愛いですね!」と声をかけるだけで相手はよく見てくれてると感じて、話が弾むことが考えられる。

さらに写真で着てる服はその人(ご両親)のお気に入りの可能性があるので、
「ファミリアですか?素敵な服ですね!」と声をかけると、さらに話が弾みやすい。
「わかって欲しいようにわかってくれる人」を男は探している。
男性は理解。女性は共感。

 

観察し、この対応方法をうまくやることで、林先生は仕事を断ることが増えてきた。
最初の仕事から次の仕事へと繋がりやすい(リピーターが増えやすい)。

 

◆正しい時ほど伝え方に気を付ける。5W1Hの考え方。
自分がどんなに正しくても、気をつけて言う。
大工と話すときは大工の言葉を使え

 

5W2H
Whoは自分でなくていい。誰が言うか。誰に言ってもらえば伝わるか。
自分が言いたいことを伝えるために人にお願いをする。

 

WhenとWhereは時間と空間は密接。相手に伝わりやすい時間と伝えやすい場所は確実にある。思い立ったが吉日は自分に対しては効果があるが、相手にはルーティンなどもあるので効果はない。
連絡したつもりでも伝わってない。これによりツールの見直しされていた。

 

Why同僚で仕事ができない人がいたので見直しを迫られた。
メールを送ったら迷惑フォルダに振り分けられた(心のフィルターで振り分けられていたらしい)
電話をしてやりとりしたら、メモを取らなかった。
遅刻ギリギリできて仕事着手が遅い。休みはしっかり取るが、午後イチは眠そう。午後3時くらいからはあたふたし始める
奴に連絡するのはいつなのか?(今でしょと言うふりではなく)
11時ジャストに送信して、送信後電話をした。目で見て、耳で聞くと定着しやすい。
相手を見て、対応方法を変えることで仕事をやりやすくなった。

 

Whatはホウレンソウが大事だけ言ってると効果は薄い。

相談されたがり、連絡好き、報告好きがいる。
相談により解決はしない。相談するときは自分の中である程度答えが出ていることが多い。
報告と連絡は大事。
早さによりカバーできる。
待ち合わせは人がでる。早く来る同士だと悲惨になる。早くいないと負けた気がするから。
仕事も前倒しでやりたがる人と、遅れてでもいいものを選ぶ人がいる。

 

How(How many)何をどうやるか?
仕事はやりたくない仕事をしていたら、やりたい仕事をできるようになった。
宝島社の編集者に林先生はテレビに出る前に発掘された。
2012年に、「いつやるか?今でしょ!」という本を発行した。
書きたくなかったけれど、プロの編集者に依頼されたから書いた。
続編も書いて二冊で自己啓発本異例の100万部を売り上げた。

プロの編集者から、貢献いただいたので好きな本を書いて欲しいと言われたので、満を辞して
「すし、うなぎ、てんぷら」という本を出したら全く売れなかった


Howのポイント。
相手に合わせるの大事。喋る速度は相手の理解の速度。話す順序。筋道も大事。
メール長い人には長く。短い人には短く。

尾括をうまく使う。

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頭括型・尾括型・双括型で書く | 中学からの作文・論文

尾括で、相手に結論を言わせると、伝わってると言える
論理的思考力を鍛えるのは大人では難しい。
生徒の顔をしっかり見れるか。顧客の顔を見れるか。

 

◆まとめ

相手をよく見てどんなコミュニケーションをとりたがっているか観察するのが大事。
「話術は技術」
ただし、根本的なことが抜けている。人との関わり方。丁寧な関わり方をする中で話術や技術が輝く。
普段から人との関わり方を大事にするのが大事。