AMD、ATI買収を発表
id:aspxさんの所で知りました。
こんな記事もありました。興味がある方は読んでみるといいと思います。
個人的に気になった点。
短期的な影響だが、現在Intelのマザーボードラインアップにある、ATI製チップセット(RADEON XPRESS 200)を用いた製品(Intel D101GGCおよびD102GGC2)の後継は登場しないだろう。これらの製品は、Intelのチップセット不足を補う「つなぎ」的色彩の強いイレギュラーな製品だっただけに、それほど驚くことではない。すでに、ATIに与えられていたIntelのバスライセンス(Intel製CPUに対応したチップセットを製造するのに必要)も更新されない、という報道もなされている。今後ATI/AMDからIntel製CPUに対応したチップセットは登場しない可能性が高い。
長期的な視野に立つと、グラフィックス機能がGPUからCPUに移る可能性も否定できない。現在CPUはデュアルコアからクワドコアへと移行しようとしているところだが、この後もコア数を増し、マルチコア、メニイコアへと進もうとしている。問題は、コアの数やトランジスタの数ではなく、それをどう使うか、というところへ移ろうとしている。グラフィックス機能に特化したコア、あるいは汎用のシンプルなコアに最適化したグラフィックスライブラリを用意する、というのは1つの方向性だろう。今回の買収に伴うWebキャストにおいても、かつて独立していた数値演算コプロセッサが今では内蔵が当たり前になっていることを引き合いに出して、CPUがグラフィックス機能を内蔵する可能性が示唆された。実際、Torrenzaが可能であるということは、マルチチップパッケージを前提にすれば、時間をおかずグラフィックス機能をCPUに内蔵することもできる、ということになる。
買収による効果は十二分にありそうですね。
元麻布春男のWatchTower:第6回 AMDのATI買収劇が意味するもの (1/2) - ITmedia PC USER