奪えないiPod/iTMSの市場シェア、Zuneの突破口はどこに?

7月28日時点で、Zuneについては以下のことが分かっている。

  • Zuneの第1弾となるのは携帯デジタルオーディオ/ビデオプレーヤーとこれに対応するオンラインストアで、いずれも2006年末までに登場する予定。
  • Zuneの取り組みは、Microsoftのエンターテインメント&デバイス部門が担当し、同部門のRobbie Bach社長、元Xbox責任者J Allard氏、同部門の元最高財務責任者Bryan Lee氏が舵取りを行う。これはMicrosoftの従来のデジタルメディア戦略の推進体制とは異なっている。同戦略はWindowsクライアント部門内のチームが担当してきた(これらのチームの大部分は2006年にエンターテインメント&デバイス部門に移った)。
  • 最初のZuneデバイスはハードドライブとWi-Fi接続機能を備える。未確認情報として、Zuneユーザーはこの機能により、通信可能範囲内で最大10人のユーザーに楽曲をストリーム配信したり(ただし、転送はできない)、PCから手軽にダウンロードを行ったり、Zuneストアから会員制コンテンツをまずPCにダウンロードすることなく、直接取り込んで再生したりできるようになる見通しとされる。
  • ZuneデバイスとZuneストアは、PlaysForSureとの互換性がない。つまり、ZuneデバイスはWindows Mediaストアから購入されたコンテンツを再生できず、Zuneストアから購入された曲はほかのデバイスでは再生できない。
  • Zuneブランドの製品やサービスは、“ソーシャルな”側面を持つ。例えば、ユーザー同士がお互いのプレイリストを見たり、その中の曲を試聴したり、プレイリストについての提案をしたりできる。こうした機能は、Xbox 360やMedia Center PC、Windows Mobile電話など、ほかのMicrosoft製品でも何らかの形で提供されるようになる。

Microsoftがつまずきかねない要素もいくつもある。価格の高さや、貧弱なユーザーインタフェース、あるいは複雑すぎる機能のせいで、Zuneが悲惨な運命をたどる可能性もある。



(´・ω・)聞けば聞くほど魅力的に感じる反面、つまづきかねない要素が生々しくて怖いです。。。こういうのを発売まで待つ時間ってのは楽しかったりするんですよねー。祭の準備期間にも似た感覚だと思います。

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