リアルタイムコミュニケーションについて

一つ前の日記に書いた勉強会の中でリアルタイムコミュニケーションについての簡単な議論がありました。テーマとしては、『リアルタイムコミュニケーションは使えるかどうか。』です。
殆どの人が使えると言うことで挙手をしていたのですが、一部の人は挙手していませんでした。それでは、どういった点が気になるか?と言う話になりました。少し見辛いかもしれませんが箇条書きで書かせて頂きます。

プレゼンスと言う機能は良くも悪くも監視として使われることもあるんじゃないのか?仕事をどれだけしているか、集中したい時も邪魔されるんじゃないのか?

例えばアメリカでは7割近くの企業が企業内IMを導入しているのに対して、日本では僅かに2.4%しかIMが使われていないそうです。これの原因の調査を進めた所、日本人の国民性が絡んでいる事が解りました。日本人は邪魔をしたくない。邪魔をされたくない。と言う事を思っている

LCSやプレゼンスは凄く魅力的な製品である反面、便利すぎるから故の弊害もあるのでは?

休日や集中したい時はプレゼンスを出さないようにするようにする必要がある。そしてプライベートと仕事との割合が大事になるのは間違いない。
上の人間は休日に部下が仕事をしすぎていないか、しっかりと休みを取っているか見る事ができる。コレによって仕事をしすぎている部下に対して休暇を勧めたりする事もできるのでは?
逆に言うとコレによって監視として仕事に対するプレッシャーのような物も起きるのではないか?

LCSを上手に使う方法の1つとして顔を合わせながら行うミーティングやトレーニング時に従来よりも良い形のものが出きるのではないか?発表者には負担が大きくなるが、説明部分や、デモ実行時に疑問に思ったこと等を質問として直ぐにバックグラウンドで飛ばせるのは良いと言える。

LCSを実際に導入している方の意見

導入される前はプレゼンスで状況が確認出来なかったため、携帯に直接電話がかかって来ていた。それこそ家に居る時でもお構いなしのようにかかってきた時もあったが、今ではプレゼンスにより予定が解るので、連絡が前よりも柔軟に取れるようになった。家に帰ってからでもテレビ見ながら連絡に対して答えれるようならサインインしておけるし、逆に集中したい時はサインアウトをしたり、自分ミーティングに設定をして使う事で以前よりもずっと業務の効率化が計れている。
便利だとは思うけど、便利すぎる機能は怠惰が起きてしまう。人は便利すぎる物に頼ってしまい事前の準備を怠ってしまうから。例えば携帯が一般的に使われる前はもっと密に計画を立てて居たはず。大人数で行動する時も待ち合わせ場所をしっかり決めたり、行き先の予約もとったりしていたが、今では誰かが誰かの連絡を取れるから。と言う考えの元行動を起こしてしまったりするので、気がついたらバラバラになっていたり、全員が全員の連絡先を知らないがためにバラバラのままになってしまう。LCSも同様の何かが起こるのではないか?

一部自分の脚色が入ってしまっている可能性が高いですが、大体こう言った内容の会話がありました。(土曜日にあった事なのでアバウトに書かせてもらいました。)


結局どんなに便利なシステムもやはり使う人次第で効果的にも使えるし、逆にシステムに使われてしまうことになりかねないんですよね。今後出てくるシステムに使われないようにしなくては。と言う意識を改めさせていただきました。


CLR/Hの勉強会も面白いですが、大人数で集まり意見交換をする勉強会も面白いなぁと思いました。次回も良かったら参加してみようかな♪